こんばんは!
よく絵の世界で生きた線、みたいな話を聞くと思うのですが、生きた線とはどんなものなんでしょう?
これはよくしてくれている画廊の方が提唱した方法で、この方法を使っている間、生きた線が引けるようになります!

訓練していけばこの方法を使わなくても生きた線を引けるようになるでしょう(自分は訓練中です

そもそも「生きた線」とは?

生きた線とは、線が何重にも引かれてなかったり、ガタガタだったり、力加減が強すぎたり弱すぎたりしない線のことです
また、生きた線で絵を描くと、絵を構成している線一本一本に無駄がありません。

よくイラストで解説されている生きた線は、シュッ綺麗に引かれている線のことを指しているそうですが、こちらではそれとはちょっと意味合いが違いますのでご了承ください。

手順

全部で6枚描きます!
枚数は多いですが、全て合わせて40分くらいしかかからないですのでちょっとした時間にぜひやってみてください。

描いた後、ぜひ報告いただけると嬉しいです!

1.対象物の正面をササっとに描く

今回は鏡を使って自画像を描きます。絵には時間をかけず、10分以内を目安として描いてみてください。

1枚目

2.紙を見ず顔を描く

紙を見ず、自分の顔のイメージを膨らませてそのまま描いてください
輪郭が変にならないかなど考えずに腕の赴くままに進めてみましょう(その暇はないと思いますが)。

一枚あたりササっと5分以内を目安としてみてください。
「なにこの絵はwww」と思うかもしれませんが、この間に頭がどんどん右脳へと移行しています。

横顔

左右どちらから描きはじめても大丈夫です。
自分は目や髪も描いていますが、頭の輪郭線をなぞるだけでも十分に効果があります。

2枚目

3枚目

頭の上

こちらも鼻の向きはどちらでも大丈夫です。
自分は腕まで描いている時がありますが、描きたいところまでで大丈夫です。

4枚目

5枚目

3.もう一度対象物の正面を描く

今度は対象物を見て大丈夫ですが、なるべく頭を動かさず目線だけで紙と対象物を見てください
この時にはもう右脳となっています。感覚的なものですが、絵の中の対象物が崩壊していても変だと考えられなくなります。

6枚目。完成です!

絵があまり変わらないという方は、5枚目まで右脳に移行していた考え方が6枚目でまた左脳にが振り戻されてしまっています。
これは対象物へ無意識の思い込み(顔の輪郭は卵型、目はアーモンド型など)が抜け切れていない状態で、左脳型の方にたまにある現象のようです。
5枚目にプラスして、対象物を下から見たイメージなど、枚数を重ねてみて挑戦してください。

結果

before

after

同じ自画像なのにずいぶん絵が変わりました(!O!)

前者は目が死んでる線の硬さがありますが、後者は線に迷いがありません!
それになんだか動き出しそうです。

皆さんもぜひやってみてくださいね!(報告もあると嬉しいです
自分の顔の他にも、友達と顔を描きあったり、写真からイメージを膨らませるのも楽しいですよ。

Follow me!