皆さんは透明水彩で白を使いますか?
こちらの記事にたどり着いたということは透明水彩の白の生かし方などを調べていることかと思います。
実際に「透明水彩 白」と検索すると、透明水彩では白は極力使わないという本や記事を見かけました。
透明水彩の白使いとしてはなんだか悲しいので、透明水彩で白をよく使う人の意見も参考になるのではないかと思い記事にしました。
透明水彩で白を使うデメリット
まずは透明水彩で白を使うデメリットを紹介します。
- 透明水彩の白を使うと色が濁る
- 透明水彩の白を使うと透明さが失われる
などなど、これらのデメリットから使わない方がいいという意見をよく見かけます。
透明水彩の白を使う理由
私が透明水彩の白を使う理由としては
- 混ぜた時の色合いに厚みを感じる
- 透明感もあり存在感もある色合い
- にじみが綺麗
などです。
ちなみに水彩絵の具では白の中でも透明度のあるチャイニーズホワイトを使用しています。
紙の白は空間の中の白と全く違う色や調子なので思っています。
絵の中で白よりもほぼ水状態の絵の具で薄く塗るほうが適切だと思った時は白を使わずに薄ーくぬります。
もちろん自分の表現に合うなら大丈夫なのですが、どうしても自分で描くと違うなー間が抜けてるなーと思っています。
透明水彩の白を使うポイント
透明水彩絵の具の白を使う時のポイントとしては
- 最初から使うことはほぼなし
- ある程度色が乗ってまだ乾いている時に白を乗せる
- 白と混色するときは「透けにくくなる」ということを意識する
下の色が透けてほしい時は水を多く含んだ色水ぐらいにの色を重ねるといいかと思います。
絵の調子によって変わるので、上に書いてあることを必ず意識しているとは限りませんがポイントとしてはだいたいこんな感じです。
特に白は透けにくくなるということを意識してみてください。
透明水彩の白を使った作品
実際に透明水彩の白を使った作品がこちらです。
こちらは陶器や陶器の周辺、背景、一部テーブルにも使われています。
白のボワッとしたにじみゃ色合いのおかげで、ふわっとした表現と陶器の存在感のある感じが共存できました。
こちらはにじみはないですが、白の存在感を活かせたんじゃないかと思う絵です。
まとめ
- 透明水彩の白のデメリット
- 透明水彩の白の理由
- 透明水彩の白を使うポイント
を今回は書きました。
今まで透明水彩の白を使っていない方にも使ってもらえると嬉しいです!